秘密の日常

宇良乃のウラの顔 ※閲覧注意

その続き。

それから私と彼の関係は一年ほど続いた。

そんなある日突然、連絡が途絶えた。
仕事の忙しさで不安を誤魔化し、連絡をただ持った。

数日後ようやく連絡がきた。
"嫁にバレた"
私はどうしようかと考えることしかできなかった。

当時私のことは男性の名前で登録していたらしい。
たまに奥様は彼の携帯を、彼の寝ている間にチェックすることがあったとか。
その時彼は私とのメールを残したままだった。
夜中に起こされ説明しろと詰められたと彼は言っていた。

それがあってから私も気まずくなり連絡を控えるようになった。
彼もまた私への連絡を控えていた。

段々と距離が遠ざかる。
この時にすっぱりやめていれば良かったんだよね、多分。

彼が家庭を大事に思っていることはいくらでも分かった。
そもそも不倫をするような、そんな人ではないのかもしれないとさえ思う。

好きだなんてお互い口にしたことは一度だってない。
それでも、私は彼が離れていくのが悲しかった。

始まりもふわふわとしている私達の関係は、終わりを感じることなく終わっていった。
気持ちが離れたかどうかなんて、一般の物差しでは測れない。
そもそも彼に気持ちがあったのかも怖くて聞けない。
聞いたところで、そんな安い好きなんて言わないだろうし、私も言われたくなかったかもしれない。

もやもやは暫く続いたけど、距離は遠くなっていくばかりだった。

そんな最中起こった東日本大震災
久しぶりにお互いの安否を確認するため連絡を取った。
それを最後に、私達は終わった。

続き。

彼を意識したのは明確にいつか覚えてない。
でもあるとき、彼が帰る前に突然抱き締められた。
そういう意識をされてるという認識を初めてした瞬間だったかもしれない。

当時自分には彼氏もいなくて、特別枠を作るつもりもなかった。
仕事柄色んな人と連絡をしなきゃならなかったから、そのうちの一人程度の感覚だった。

彼はいつも優しくて、大人で、ずっと楽しかった。
結婚を隠していたのは、それ以上踏み込まれたくなかったのかもしれない。
それなのに徐々に惹かれていった。

初めて二人きりで会ってからも、ただ食事だったりお祭りに行ってみたり、特に進展はなかった。

そんなある日に、彼の宿泊先が凄く近かった時があった。
私は酔って、"私達ずっと純粋な関係のままだね"と口走った。
ついお酒の力で出てしまった本心だった。

彼は夜中宿泊先を抜けて私の家に来た。
この日初めて私と彼は肉体関係を持った。

序章

誰かに言えないからブログを開設。

批判もたくさんあるんだろうなー、、
と思いつつも、捌け口も欲しかったし
今の自分をどこかに残したかったわけで
自己満で書くことに。

この先はたまたまここを見た方も
無理な場合は見ないで下さい。
不倫ネタです。


数年前、酒場で出会った彼。
私は多分友達と酔っ払ってたと思う。
どんなこと話したかは覚えてないけど
すごく楽しかった記憶だけはあった。

それから数日間、彼とは何回か会い
一緒にお酒を飲んで話した。
ただ、それだけだった。

何日かするとなぜか
いつも一緒に来てた連れだけが来て
彼とはいきなり疎遠になった。

連れに聞くも、曖昧な返答。
彼の連絡先を知ってたけど、返事がない。

1ヵ月ほど時が経った頃、
連れからようやく事実を聞かされる。
"彼は既婚者だし、県内ではない"

既婚者なんてそんなことはどうでも良かった。
別にそれを気にする感情がなかった。
だからもう一度軽い気持ちで彼に連絡した。

"聞いたよ、遠いんだってね。
結婚してるんだね。
別に隠さなくても大丈夫だよ。
また機会あったら飲もう。"

そんな程度だった。
すると彼から久々の返信。
もう一度また繋がることになった。

聞けば彼は出張で近くに来ていて
たまたま長めの出張だったから
暫くは頻繁に会えていた。

もう一度連絡が取れるようになってからは
彼もよく返事をくれるようになった。

そしてまた出張があって、再会を果たす。
その時には大分仲良くなっていた。
恋愛感情はなかったはずだったのに
また会えたことが嬉しいと思った。

まだまだ青い、幼い自分と彼の関係は
この辺りから始まった。